7月31日(日)神奈川県歯科保健総合センター地下大会議室にて、平成23年度口腔癌検診協力医研修会に参加してきました。この研修会には3年前から参加しており今年で4回目です。毎年講義を受けても新しい発見がいくつもありました。

藤沢市民病院歯科口腔外科部長の石川好美先生が『口腔癌検診の概要・検診の進め方と手技』、東海大学医学部口腔外科教授の太田嘉英先生が『口腔がんを理解するための基礎知識』という演題での講演です。
口腔がんは顎顔面領域に発生する悪性腫瘍であり、今日我が国における口腔がん患者は年間6000人で、口腔がんによる死亡者は全がん中の1~2%とされていますが近年増加傾向にあります。部位別には舌、歯肉、頬粘膜、口底の順に発生し、組織学的には85%が扁平上皮がんとなります。
早期口腔がんは自覚症状が乏しく、患者自身の口腔がんへの無関心さ、医療関係者の口腔がんに対する認識不足と診断能力の低さが専門医療機関を受診する率が他臓器がんに比べて低くなっているのが現状です。
日本は世界一のがん大国であり、日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなっています。口腔がんの危険因子として①喫煙②飲酒③口腔環境④栄養状態⑤他臓器がんの既往が挙げられます。
過度のお酒を飲みながらタバコを吸う習慣がずっと続くと口腔がんになり易いということです。皆さん、気をつけましょうね(^^♪
《口腔がん克服のための5ポイント》
1予防 口腔がんの原因や症状などの特徴を知る。生活習慣を改善し発症リスクを下げる。
2検診 早期発見のため個別や集団検診を受ける。かかりつけ医での定期検診を受ける。
3自覚症状の察知(セルフチェック) 口腔がんに特徴的な症状を見逃さない。
4治療法の選択 標準的治療の可否と治療成績を知る。セカンドオピニオンを依頼する。
5予後 社会復帰に向けてのリハビリテーション。口腔機能の回復によりQOLを維持する。
